• 平日 9:00-21:30 / 土日祝 9:00-17:00
  • 羽田空港から10分の大田区のコワーキングスペース
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名前 島田 効太朗
職種 農業 / WEB・IT
リンク https://www.facebook.com/291305738406307

子どもも大人も楽しめるキクラゲ栽培キットを開発しています

現在、私はキクラゲを自宅で簡単に育てられる栽培キット「きくらげさいばいお助けツール わがはいはきくらげである 名前はまだない」を開発しています。このキットは、菌床と湿度管理用のビニール、生育状況を見張ってくれるマスコット型モニターがセットになっていて、誰でも簡単にキクラゲの栽培ができます。
開発に取り組んだきっかけは、鳥取県でキクラゲの広報を担当している方のお声がけでした。その方の声かけでキクラゲ好きな仲間たちが集まり、キクラゲで何かおもしろいことができないか、と一緒に制作を始めたのが、キクラゲ栽培キットの初期型です。2018年8月に開催されたモノづくりの展示会「StartupWeekend Tokyo Maker」で3位に入賞し、それからもっと改良しておもしろいものを作ろうということになり、会社ではなくチームとして開発を継続し、モノづくりやベンチャー企業関連の様々なイベントに出展してキクラゲ栽培キットの認知度を高めようと積極的にPR活動をしています。

この栽培キットは、安心安全なものを子どもたちに食べさせたい、キクラゲを通じて子どもたちの成長を支援したい、子どもたちのITリテラシーを上げたいという想いから生まれました。
キクラゲはカルシウムが牛乳の2倍、骨の成長を助けるビタミンDの含有量が食品のなかでトップクラスなので、子どもの成長にも良いし、骨粗鬆症にも良いので、お子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、家族で楽しんでほしいキノコなんです。ただ、日本で扱っているキクラゲは97%が中国産で、中国では農薬をたくさん使っているので正直人体にはあまり良くありません。国も国産キクラゲを推奨しているんですが、日本は育てる技術が確立されておらず国産は3%止まり。だからこそ、国産の安全なキクラゲを食べてもらえるように、センサーや部品を自分で組み立てて簡単に作れるモニターを使った栽培キットを開発しました。


キクラゲの生育状況を見守るマスコット型モニター。
水分や湿度管理ができていないと表情と声で教えてくれます。

 

利用者とのコミュニケーションでより良い製品を作りたい

4月か5月くらいにこの栽培キットのクラウドファンディングを始める予定です。出資していただいた方に栽培キットをお渡しして、実際に育てていただき、コミュニティーなどでご意見をいただきながら改良してより良い製品にしていきたいと思っています。センサーやモニターの頭脳的な部分もそうだし、マスコットの形も、どういったものが利用者にフィットするのか、じっくりと時間をかけて利用者のニーズにあった製品づくりをしていきたいですね。

キノコの栽培方法は同じようなものがほとんどなので、キクラゲ以外のキノコも同様に栽培キットを作れたらと思っています。キノコは朝起きたら一気にぶわっと大きくなっていたりするので見ていて楽しいし、収穫したものをすぐに食べられてスーパーで買ったものよりおいしい。育て、収穫し、食べる。そういった食べ物を楽しむプロセスを早いサイクルで体験できるキノコは、食育に相応しい食べ物だと思います。ちなみに私は現在、自宅でキノコ栽培用のラックを置いて、キクラゲ以外にもシイタケ、エノキ、ヒラタケ、ナメコ、シメジ、エリンギを育てています。
将来的には、レストランにキクラゲを卸してお店でお客さんにキクラゲを見てもらってそれを料理して食べてもらう、そんなスタイルができたらおもしろいなと思っています。おいしいエンターテイメントを提供していけたらな、と。

ビズビーチでは、学校で畑を作って子どもたちに作物の育て方を教えている会員さんがいらっしゃって、私も同様のことをやっていた経験があるので、おすすめの作物や生育環境について知識の交換をしています。あと、ESP32(Wi-FiとBluetoothを内蔵する低コスト、低消費電力なSoCのマイクロコントローラ)など電子デバイスの情報や、アプリ開発用システムなど、農業のIoTを推進していくために役立つ情報を交換しています。
今後、キクラゲ栽培キットもビズビーチに置いていただく予定なので、ぜひ見てみてください。そして、キノコや農業に関してのご相談はお気軽にお声がけください。


モニター開発中の島田さん