ウォーターサーバーでミルクを水で割るのはいいの？

ウォーターサーバーの水でミルクを割るのは大丈夫と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか？

赤ちゃんのミルクを作る時にウォーターサーバーの水で割るのは大丈夫です。しかしウォーターサーバーを使う方法は注意点もあります。

多忙な育児生活においてウォーターサーバーは大きな時短になります。

ウォーターサーバーは赤ちゃんに安全なのかについても深掘りしていきたいと思います。

ウォーターサーバーでミルクを水で割るのがいい3つの理由

赤ちゃんの健康を考えてウォーターサーバーを導入するママさん達も増えてきました。

水道水でも十分安全なのですが、赤ちゃんのことを思うとカルキ臭や塩素、トリハロメタンなど成分がどうしても気になりますね。

水道水では10分沸騰させ続けると塩素やトリハロメタンはほぼ無くなります。

便利になるウォーターサーバーを使いたいけど、安全面が気になる方も多いと思います。

気になる方の為にウォーターサーバーの水をミルクに割ってもいい理由を3つ紹介します。

衛生面にも安全な水でミルクが作れるから

ウォーターサーバーのでは厳しい品質管理のもとで製造され、放射線などを含む水質検査が行われています。

水質検査が徹底されているため、赤ちゃんのミルクを作る際にも安心して使用できます。

またボトルに水が入るまで完全無人の無菌状態の部屋で行われています。ボトルやキャップなどは十分に殺菌処理が施され赤ちゃんの菌に関する心配は入りません。

ウォーターサーバーの水は赤ちゃんにとって安全性が高いことがわかります。しかしウォーターサーバーが赤ちゃんにとって心配なのは注ぎ口です。

注ぎ口を赤ちゃんが舐めて放置すると雑菌が増殖していまします。大人は大丈夫でも赤ちゃんにとっては危険となる可能性があります。

そのため、定期的にウォーターサーバーの注ぎ口をアルコールなどでお手入れすることが必要です。注ぎ口は外せるメーカーもあります。

粉ミルクのメーカーによっては湯冷しの水で割る作り方を推奨している

赤ちゃんのミルクを作るときに、湯冷しの水を入れてもいいよと説明書に書いてあるメーカーも多く存在します。

赤ちゃんのミルクを作る際に湯冷しを使用する理由は、人肌に早く冷ますことができるからです。

ウォーターサーバーの冷水は清潔で安全であり、ミルクを冷ますために最適です。

これにより赤ちゃんにとって安全で栄養バランスの取れたミルクを素早く、そして簡単に用意することができます。

ミネラルが少ない軟水だから

ウォーターサーバーの水を赤ちゃんのミルク作りにはダメと聞いたことはないでしょうか？

昔はミネラルウォーターといえば硬度の高い水のイメージがありました。そのためミネラルウォーターやウォーターサーバーが硬度の高い水として誤解が生まれていました。

大人でも硬度の高い水を飲むとお腹が痛くなったなどの話を耳にしたことはないでしょうか？

赤ちゃんの方だは未発達な部分が多いため、硬水の水を飲むとお腹を壊したり体に負担をかけてしまうので、ミルク作りに使ってはいけないのです。

ウォーターサーバーでミルクの湯冷ましを作る

水道水で赤ちゃんの湯冷ましの水を作る場合は、沸騰させて冷ます必要があります。

ウォーターサーバーでは湯冷ましの水を簡単に作ることができます。沸騰の手間を省き常に清潔な湯冷しを用意できます。

湯冷ましとは

水を沸騰させて冷ました水を湯冷ましといいます。赤ちゃんの育児に湯冷ましは欠かせません。

水道水に沸騰が必要な理由は、塩素や雑菌などの不純物を取り除くためです。

また湯冷しには鍋に蓋（ふた）を開けたまま約10分間沸騰させ続ける必要があります。

ウォーターサーバーの水はミルクの湯冷ましに使ってもいい

ママさん達の妊娠を機にミルクや離乳食作りの為に、ウォーターサーバーを導入する家庭が増えているんです。

ウォーターサーバーは厳しい水質検査などを経て出荷されています。ボトルに水を入れるまで無菌室で行うなどして、徹底された品質管理をしています。

ミネラル成分が心配なママさん達も安心してください。ミネラル成分や塩素など不純物を抜いたRO水のウォーターサーバーもあります。

ミルクを冷ます際に湯冷ましに加熱した天然水を使っても良いと記載があります。

ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルクに安全？

赤ちゃんへのミネラルの影響

ミネラルとはカルシウムやマグネシウムなどを言います。ミネラルは体で合成できないため、食物や水などから摂取する必要があります。

大人にとってミネラルは大切な栄養素です。赤ちゃんにとっても大切な栄養素なのですが、過剰なミネラルの摂取には注意が必要です。

赤ちゃんの腎臓機能はまだ未熟なため、過剰に摂りすぎるとミネラルをうまく排出することができません。そのため、ミネラルを過剰摂取してしまうと、お腹を壊したり下痢などの症状を引き起こす可能性があります。

またミネラルが足りなくてもいけません。そのため粉ミルクなどを成長に合わせて適切な量を与えましょう。

水道水も軟水でミネラルが含まれる

ウォーターサーバーは軟水でも本当に大丈夫なの？と疑問を持つ方も多くいると思います。

確かにウォーターサーバーは軟水なのですが、水道水も軟水でミネラルが含まれています。

メーカー	水の硬度	水の種類	詳細
プレミアムウォーター	25〜83mg/L	天然水（硬水）	詳しくみる
コスモウォーター	27mg〜55mg/L	天然水（軟水）	詳しくみる
クリクラ	30mg/L	RO水（軟水）	詳しくみる
アクアクララ	29.7mg/L	RO水（軟水）	詳しくみる
フレシャス	24〜85mg/L	天然水（軟水）	詳しくみる

ウォーターサーバーでミルクを割る場合の注意点

70℃以下で作ってはダメ

粉ミルクを調乳する際は70℃以上のお湯を使用しましょう。

70℃以上のお湯で割る理由はミルクの中にサカザキ菌やサルモネラ菌が増殖している場合に殺菌するためです。

サカザキ菌やサルモネラ菌は70℃以上のお湯で不活性化されるので心配しすぎることはありません。

ウォーターサーバーのお湯は約80〜90℃に保たれているので、粉ミルクの調乳に使うことができます。

ミルクは2時間以内に破棄すること

厚生労働省やWHO（世界保健機関）ではミルクを作ってから2時間を過ぎると口をつけていなくても捨てることが推奨されています。

ミルクは雑菌が増殖しやすい温度でもあり、雑菌は赤ちゃんにとって危険が伴います。

調乳してから2時間たったミルクは必ず捨てましょう。

粉ミルクによっては湯冷まし（水）で割れない場合がある

などの粉ミルクメーカーを使う場合はウォーターサーバーの水でミルクを割ることができます。

しかしメーカーによっては湯冷ましなどの水で割ることを推奨していない場合があるので各メーカーの手順を守りましょう。

大手の粉ミルクメーカーは湯冷ましの水で割ることを推奨してことが多いです。

赤ちゃんのミルクをウォーターサーバーの水で割る方法

ミルクを作る時のお湯と水の割合

赤ちゃんのミルクをウォーターサーバーで作るお湯と冷水は【お湯3：冷水2】の割合で作ります。

粉ミルクを水で割る方法

粉ミルクをウォーターサーバーで作る際に先に冷水を入れてはいけません。

先に入れてしまうと粉ミルクの殺菌ができません。

必ずお湯を先に入れてください。

ウォーターサーバーを使ったミルクの詳しい作り方はこちらをご覧ください。

ミルクをペットボトルなどの水で割るのは？

ミルクをいろはすの水で割るのは？

70℃以上のお湯と粉ミルクを溶かした後にいろはすのペットボトルを湯冷ましの水として使うのは問題ありません。

ペットボトルのいろはすは軟水なので安心して利用できます。

また製造過程で加熱殺菌もされています。

開封後はその日のうちに使い切りましょう。ペットボトルの水も開封後は菌が増殖する可能性があるので注意が必要です。

ミルクをミネラルウォーターの水で割るのは？

ミネラルウォーターと聞くとミネラルが沢山、含まれている感じがしますね。

日本のミネラルウォーターは軟水がほとんどです。しかし硬水の場合もあるので注意してください。

赤ちゃんのミルクの硬水の水はNGです。コンビニなどでも販売している外国産の水は硬水が多いので気をつけてください。

軟水のミネラルウォーターなら赤ちゃんのミルク湯冷ましの水として割っても大丈夫です。

赤ちゃんのミルクをペットボトルで割る方法！

ペットボトルの水を常温で管理しているのか冷蔵庫で管理しているのかでミルクの完成温度は変わります。

そのため、冷やしている状態の場合はペットボトルの水で割る場合は、お湯を3/2で入れてペットボトルの水を1/3入れることで適温にすることができます。

粉ミルクを作る時は必ずお湯を先に入れてください。

ミルク作りの時短のコツ

赤ちゃんのミルクを作る時短のコツは

などがあります。

湯冷ましを水道水で作る場合は事前に冷蔵庫で冷やしておくと調乳時に便利になります。などなどミルク作りの時短のコツはさまざまあります。

湯冷ましは多くの育児ママが実践していてミルク作りの裏技ともいわれています。

多くの先輩ママが哺乳瓶に入った粉ミルクを少量のお湯で溶かし、粉ミルクが混ざったら湯冷ましの水を割るだけでミルクの完成です。

ウォーターサーバーで赤ちゃんのミルク作りを時短

ウォーターサーバーが1番時短になる

育児は想像していたよりもはるかに大変です。赤ちゃんのミルク作りは育児の中でも特に時間と手間がかかる作業の1つです。

夜中のミルク作りで睡眠不足に悩むママさん達も多いのではないでしょうか？

そんなミルク作りに最強なのがウォーターサーバーです。すぐにお湯が使えて湯冷ましの水まで備わっています。

そのめウォーターサーバーが1番時短になると言えます。

湯冷しや沸騰が不要だから

通常、赤ちゃんミルクを作る際には

• 水道水を沸騰させる
• 粉ミルクを混ぜる
• ミルクが人肌に冷めるまで待つ

ウォーターサーバーを使用すると

• 沸騰させる
• 湯冷ましの水を作る
• ミルクを冷ます手間

この工程がいりません。

ウォーターサーバーは注ぎ口を消毒するなどして清潔に保てば、衛生面も安心できる適温のお湯と水がすぐに使用できます。

例えば夜中の授乳時に沸騰待ちや水を冷ます時間が省けることは、育児に忙しいママさん達には大きな助けとなります。

赤ちゃんが泣き始めてから数分以内にミルクを準備できるため、親子ともにストレスが軽減されより快適な育児生活が送れるようになります。

赤ちゃんに安全なウォーターサーバーの選び方

赤ちゃんに安全なミルクを提供するためには、適切なウォーターサーバーの選び方を知っておくこと大切です。

ウォーターサーバーには水の種類がある！【天然水・RO水】

ウォーターサーバーで利用されている水の種類は大きく分けて天然水とRO水の2種類あります。

ウォーターサーバーは基本軟水のため天然水でもRO水でもどちらでも安全にミルクを作ることができます。

OR水はミネラル成分や不純物を限りなくゼロにした水です。不純物をほとんど無くしているため安全性が高く赤ちゃんにおすすめとなっています。

RO水は純水に処理した後にカルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどが人工的に加えていることが多く、ミネラル成分がないわけではないので注意が必要です。

純水にした後にミネラル成分を加えるのは味覚になじむ水にする為です。

本当の純水だと味もなく飲みにくくて、人間の味覚だとまずいと感じてしまいます。

一方、天然水は大自然の地下水から汲み上げて加熱処理やろ過などの処理をします。そのため天然のミネラルが豊富に含まれています。

天然水にも種類があり、加熱処理をしない非加熱処理があります。非加熱処理は加熱処理をしない分コストがかかり、厳しい基準をクリアしたものだけが飲料水として認められます。

非加熱処理の特徴はおいしさや天然の成分をできるだけそのまま残すことができ天然水が本来もつ味をそのまま楽しむことができます。

赤ちゃんのミルクに最適な水の特徴

赤ちゃんのミルクや飲み水は軟水なら安全に与えることができます。

軟水とは水の硬度のことでミネラル含有量が120mg/L未満を軟水と呼びます。また120mg/Lを超えると硬水と呼びます。

WHO（世界保健機関）の基準で軟水と硬水の基準が定められています。

RO水とは逆浸透膜（Reverse Osmosis membrane/RO膜）と呼ばれる特殊なフィルターで不純物を取り除いた水のことです。

クリクラはRO水を採用しており宇宙開発の現場などでも利用されている最先端なRO膜システムなどが導入されています。

クリクラの水を詳しく見てみる

RO膜のフィルターは水分子だけを通過されて、細菌やウイルス、塩素、有害化学物質などの様々な不純物を除去します。

海水を飲み水に変えることやコーヒも無色透明の水へと変えることができます。そのため最高水準のフィルターともいわれています。

赤ちゃんのミルクのRO水が最適な理由

• 不純物が99.9%以上除去されている：上記に書いている通り不純物が少ない水です。そのため赤ちゃんのミルクに不純物が混入して体調を崩すリスクを抑えることができます。
• 同じ品質：季節や気候、採水地の状態など変化が水の品質に影響することがありません。安定した品質で届けられます。
• 硬度が低い：RO水を採用するクリクラやアクアクララは水の硬度が30mg/Lと硬度が低く、安全性を保ちながらまろやかな味わいを楽しむことができます。

衛生面に特化したウォーターサーバー

大切な赤ちゃんの健康を守るために、ミルク作りには衛生面も大切です。

近年注目されているのが衛生面に特化したウォーターサーバーです。

自動殺菌機能やクリーン機能が備わっているウォーターサーバーを選び常に清潔な状態を保ちましょう。

殺菌機能付きウォーターサーバーは2種類あります。

UV殺菌付きウォーターサーバー

ウォーターサーバー本体に殺菌効果をもつ紫外線を搭載されているモデルがあります。

ボトル内部にUV殺菌が設置され常にお水を清潔にしてくれます。UV殺菌中でも冷水も温水も問題なく利用できます。

メーカー	UV除菌機種	料金	詳細
アクアクララ	アクアウィズ	5,008円	詳しくみる
フレシャス（SIPHON +）	SIPHON +	4,160円	詳しくみる
マーキュロップ（sitakaraシタカラ）	sitakaraシタカラ	4,880円	詳しくみる

UV殺菌が搭載されている機種が少なく選べるウォーターサーバーが限られてきます。

加熱クリーンシステム付きウォーターサーバー

ウォーターサーバーの内部を温水タンク、冷水タンク、配管などを熱消毒する機能です。

メーカーによっては「オートクリーン機能」「セルフクリーン機能」「フレッシュ機能」「クリーンサイクルシステム」と呼ばれています。

加熱して殺菌する機能はウォーターサーバーを使えません。サーバー内部をお湯が循環している作動中はウォーターサーバーを利用できません。

加熱殺菌する時間はウォーターサーバーの機種により異なります。しかし殺菌を開始する時間は調整できます。

メーカー	機種	料金	詳細
プレミアムウォーター	cado×PREMIUM WATERウォーターサーバー	4,233円	詳しくみる
コスモウォーター	smartプラス	4,104円	詳しくみる
フレシャス	dewo	4,160円	詳しくみる

チャイルドロック機能がついているか

赤ちゃんや小さな子供がいる家庭ではチャイルドロック機能がついているウォーターサーバーを選ぶことが推奨されています。

チャイルドロック機能によって誤って高温の水を出すリスクを防ぐことができます。

大手のメーカーはほとんどがチャイルドロック機能を搭載しています。ついていないモデルもあるので確認してから選びましょう。

ウォーターサーバーでミルクの水を割るに関するQ&A

ウォーターサーバーの水でミルクを割っても大丈夫ですか？

基本的に軟水であれば大丈夫です。

ウォーターサーバーの水を沸騰させてからミルクを割る必要がありますか？

ウォーターサーバーの水は基本的に沸騰させる必要はありません。衛生的に管理されており、赤ちゃんがそのまま飲んでも大丈夫です。ただし心配な場合は沸騰させてから使用しても問題ありません。

ウォーターサーバーの温水でミルクを割っても大丈夫ですか？

温度が70度以上なら大丈夫です。しかしクリーンモードなど70℃以下になっている場合があるので設定などを確認しましょう。

ウォーターサーバーの水でミルクを割る！まとめ

粉ミルクメーカーの調乳方法で湯冷しで割ると記載されているもはウォーターサーバーの水でミルクを割っても大丈夫です。